COMMENTS(順不同/敬称略)

 

洞口依子がフランスでデビューしていたら、とフトおもう。

「スゴイ人気になっただろうな」と。

イヴ・モンタンみたいな男をお付きにして、

モンパルナス、ヴァヴァン交差点の「ラ・ロトンド」なんかで

ソーダ水を飲んでいるんだろうか。

それとも、色あざやかなサンローランのモンドリアン・ドレスを着て、

アヴニュー・モンテーニュで男にピンタを食らわせているだろうか。


でも、かの女は日本でデビューした。

だから、僕たちと一緒にいる。

やっぱり、フランスでデビューしなくてよかったのだ、とおもう。

「ENGINE」編集長/鈴木正文

マネージャー氏が持参した雑誌のグラビアに、鮮烈な眼差の少女が写っていた。初めて見る顔だった。丁度『時にはいっしょに』という連ドラの準備中だった。ぶっつけ本番で、脚本の山田太一さんと共に「面接」した。20分ぐらいで終った。「起用したいのですが」と私。「いいじゃないですか」と山田さん。後にも先にも、そんなキャスティングをした経験はない。怖いもの知らずだった。洞口依子もそうだったに違いない。

元フジテレビ・ディレクター/河村雄太郎

スクリーン上での第一の出会い以来、私にとっての洞口依子は、

死なないイーディ・セジウィックであり、永遠に若いアンナ・カリーナです。第二の出会いは、絶望の二文字を希望に書き変えた名著

『子宮会議』の著者としてでした。そして今、第三の出会いを前に、

25年分の胸のときめきを抑えるのが大変です。

「新潮」編集長/矢野優

そうか、洞口の映画祭か。本で言ったら全集が出るのと一緒だ。

俺にそんなことは不可能だとわかって、慄然とした。

洞口、お前、 やっぱり凄いな。

いとうせいこう

お付き合いは、ハダカから始まりました。そしてパイティティの写真を撮らせていただいたのが10年振りの再会です。

写真〜クリエイティブにはとてもキビシそうなので、こちらもキンチョーです。

大きく穏やかに優しさを増した洞口さんに再会出来て嬉しかったです。また写真撮りましょう。

写真家/本間日呂志

『GORO』のグラビアが先だったのか映画『タンポポ』が先だったのか記憶は曖昧ですが、深夜に放送された『ドレミファ娘~』を録画して保存版にしたり『激写』の写真文庫を買ったりするぐらいに、ボクは単なる洞口依子ファンでした。そして、ふと見たブログで闘病中らしいことを知り、アイドルという職業に就いていたわけでもないのに無理矢理「元アイドルの苦労話を聞く連載」にブッキング。その取材時、「ブログの文章もすごくいいんだから、とにかく本を書くべきですよ!」と、あまり気乗りしなさそうな彼女を説得したことが、後の『子宮会議』出版に繋がったのかどうかは知らないですけど、とりあえず執筆を薦めた者の権利として出版記念イベントでサイン本第1号はボクが頂きました。最近、相対性理論のPVを見てたときも思いましたが、ボクはやっぱりいまでも洞口依子ファンです!

プロ書評家&インタビュアー/吉田豪

洞口依子さんへ

ルコントのケーキを前に、うれしそうな少女。

西日が、オレンジ色にほお染めて…。

15才の依子さんとの出会いでした。

何かある…、この笑顔、もろさ、こわさ…。

それから女優として旅立つ日まで、

叱咤激励の日々。

(今は “ダメだよー、カンコさーん” 逆に、叱られております。)

生きてて良かった。

これからもずっと刺激しつづけて。

スタイリスト/ナカヤマカンコ

天才俳優洞口依子様25周年おめでとうございます。

あなたの類まれなる感性を、もっと開花、もっと発揮させてくれる脚本と監督に出会えることを願っています。

三浦友和

映画祭の開催、おめでとうございます。

長いこと会ってないけど、なぜか近くに感じる不思議な友達です。

でもいつか、たっぷりおしゃべりできたらいいなぁと思っています。

よっちゃんの持つ世界が好きです。

これからますます “洞口依子日和” でありますように。

鷲尾いさ子

洞口依子さんを観ていると、

脳みそに、甘い炭酸水が注がれる。

しゅわしゅわ~っと広がる。

そして、むわ~っと暖かくなる。

依子さんを思い浮かべるだけでもそうなる。

一度、依子さんを眺めるとも言わず眺めていたら、

何みてんだと怒られた事がありました。

あぁ!怒られた!と思ったら、また、観てしまい。

あぁ!ダメだ観ては!と思ってはまた観てしまい…

もう、エンドレスです。

この映画祭はまさに脳内パラダイスです!

ずっとずっと観させてください依子さん!

女優・作家/藤谷文子

洞口依子さん25周年おめでとうございます!洞口さんの息子役を3回も演じることができてとても光栄です。僕はまだ25年も生きてません。


30周年,40周年,50周年と祝うことができることを切に願っております。この先もずっと人々を魅了し続けてください。


そしてまた現場をご一緒させてください。本当におめでとうございます!

染谷将太

25周年ただ、ただ、本当におめでとうございます。はじめてお会いして、それから一緒に仕事をして、本当の意味での気品に溢れた女優であり女性だと感じました。出会えたこと、現場をともにしたことは僕の財産です。

ありがとう、洞口さん、そしてもう一度、おめでとう!

映画監督/大森立嗣

洞口依子という名前がいい。

字づらもひびきも全ていい。

そんな女優は余り知らない。

20数年前に知りあった時から、ずっとそう思っていました。

洞口依子、いい名前です。

KANOXプロデューサー/三浦寛ニ

洞口依子は凶器である。

撮影中の彼女の存在は、あたかも、素に、何も手にはしていない普通の女に見える。それがだ、編集を終えたフィルムの中では、もうひとりの洞口依子が、紛れもなくいるのだ。何かが怪しい…。身体のどこかに何かを隠し持っている。多分凶器をどこかにしまい込んでいるに違いない。あの、変に形づくる胸のところか…。いやいや、あの隠微なくちびるがそもそも怪しい。まてよ、時間をかけて女性の部分を探らなければ答えは出まい。…でも結局は、調べの前に彼女の哲学的、文学的…、むしろ宇宙的用語を駆使されて、うやむやにされてしまうのだ。気がつくと、どうどうと、スクリーンの中に存在してしまう洞口依子。つまりは、この女そのものが凶器なのだ。

プロデューサー/中山和記

「洞口依子映画祭」に贈る言葉


僕が初めて連ドラのチーフディレクターを務めた『風少女』で逢いました。鮮烈でした。共演の津川雅彦さんも痺れてました。あの出逢いから21年…僕も映画を4本撮ったりして。

依子ちゃん主演で、また痺れたいな。

日本テレビ ドラマ局 シニア・チーフ・クリエイター/水田伸生

洞口さんとは、『ビタミンF』というNHKのドラマで、一度だけお仕事をさせて頂きました。

役柄を巧みに自分の側へ引き寄せていきながら、決して手の内には納めようとしない独特な潔さがあったと記憶しています。

おそらく洞口さんは、どんなに褒められようとも決して嬉しがったりしない強靭さと、どんなに貶されようとも決してたじろがない優美さを兼ね備えた「超人」なのでしょう。

ひょっとすると、この世の人ではないのかもしれません。

演出家/高橋 陽一郎

女とか男とか関係なく、人として、これほどまでに鮮やかに自分の人生に対峙している人を私は知りません。だからこそ唯一無二の表現者として魅力溢れる存在なのだと思います。その魅力をこれからも思う存分に発揮されますように!

Viva 洞口依子!

TBS ディレクター/古川 愛

沖縄にいる洞口さんは、だいたいこう。

海にぽっかり浮かんで珊瑚と一緒に呼吸していたかと思うと、

島猫とニャーニャーしている。

それなのに、

女は人知れず、何かと闘っているんだ! と思わせる瞬間を持っていたりもする。

女優デビュー25周年おめでとうございます。

ついていきますよ。海も山も、空も。

プロデューサー/鳥越一枝

1980年代後半、飯倉のキャンティで僕は加藤和彦氏を待ちながら、ミルクティーを飲んでいた。その時、入り口から黒目がちの瞳、セクシーな唇、特に僕の一番お気に入りの目立たない小さめな鼻、まったく僕好みのキュートな娘がやって来た。洞口さんだった。それからひょんなことでNHK時代の後輩葛西君を通して彼女と知り合った。僕はNHK時代からフリーランスの現在に至るまで40年間、音楽(特にROCK)の仕事を続けているが、日本の女優さんの中で圧倒的にオルタナ感、ポップ感の両方を感じられる素敵な女性だ。

これからも旨い蕎麦を食べながら、飲みながら、映画、音楽、小説、人生を語り合って楽しく生きてゆきましょう。

ROCK ジャーナリスト/湊 剛

『ドレミファ娘の血は騒ぐ』から23年後にある会で洞口依子さんとお話する機会があった。和服の洞口さんの可憐さが筆舌に尽くしがたかったのは言うまでもない。この女優さんをこれからさらに大事にできるかどうかに、これからの日本の映画界はかかっている。

「文藝春秋」/大川繁樹

これまで誰にも言わずにおりましたが、正直に告白します。一目ぼれでした。初めてお見かけしたのは、東京郊外にあるアパートの一室、小さなパソコン画面の中でした。当時私は大学生で、画面の中の洞口さんと同い年でした。「同じ女性として、この差は一体どうしたことだろう」と思う暇もなく、ただただ画面を見つめているのが精一杯でした。デビュー25周年、本当におめでとうございます。

「リトルモア」編集部/田中祥子

2年間、エッセーの連載を担当した私。最初は日常を気軽に綴ってもらえれば、と軽い気持ち。ところが、毎回送られてくる原稿の完成度の高さに、「来週はもっといい作品を載せるぞ!」と自然と意識もアゲアゲに。校正、レイアウトに至るまで、「妥協」の文字無し。スクリーンも紙面も依子さんにとっては同じ “舞台” 。「プロ」なんです。

「夕刊フジ」/神山和子

Congratulations! I’m so happy that your work is being given the respect and appreciation that it deserves.

Even here in America, you have many fans! I wish you the best of luck and both health and happiness.

Jerry White

(Writer, author of THE FILMS OF KIYOSHI KUROSAWA)

おめでとうございます! あなたの仕事がふさわしいリスペクトと評価を得ることができて、幸せです。 

ここアメリカにも、あなたのファンはいっぱいいますよ! 

最高の好運と健康と幸福がありますよう、お祈りいたします。

ライター

「THE FILMS OF KIYOSHI KUROSAWA」著者/ジェリー・ホワイト

レイバンをかけた中禿の予言者が言う『血ではないただの赤』を流す唯一無二の女優。100フランの女神。ユーロでなくドラクロアでもない。ミューズにしてエリニュス。行け。ドウグチ。シオニストのハイビジョンの巨大な帝国の真ん中に第四第五のバグダッドをつくり出せ。戦え。経済的にも美学的にも、すなわち二つの戦線に立って、国民的な自由な兄弟であり同志であり友であるような映画を獲得するその日まで。正義はきっと勝つ。

小説家/矢作俊彦

不思議な果実を啜るとき

シーツの間を滑るとき

焦がれて癇癪起こすとき


ことあるごとにあなたなら

どんなふうにするのだろうって

幾度も想像したりして ふふ


おめでとうございます

あなたの視線に絡め取られて

溶けてなくなっちゃいたいわ

踊り子プラハ

僕は音楽の方面でほんの少し関わらせてもらっただけだから、こう言うのもおこがましいけど、あなたはやはり歌を唄うべきです。それが似合う人なのだから。

と、一度、ちゃんと言ってみたかった。(「シティロード」以来20年来の付き合いだけど)それはともかく、

Celebrate 25 years!

音楽ライター、レーベル・マネージャー、DJ/

原 雅明

クールでキュートでコケティッシュ。

エキゾティックでエロティック。

ちょっと不安でせつなくて。

少女で娼婦で小悪魔で。


ある時はブレーメンの音楽隊。

ある時はワンダーランドのアリス。

粋で、いかして、いかれたバンド。


そんなPaititiでの依子さんは、もしかしたら

一番、素の洞口依子自身を演じているのかもしれない。

DERORI  主藤和香

映画祭おめでとうございます。スクリーンの中では強烈なオーラを放ち、目の前に立つと野の風にそよぐ百合のようにも見え、言葉をかわすと遠赤外線のごとき人柄がじんわり伝わる・・・。女優・洞口依子の映画を、改めてじっくり味わおうと思います。

映画愛好家・医師/高橋 都

何かを敏感に感じられる人と感じられない人——。もし人を2つに分けるとしたら、洞口さんは間違いなく「感じられる」部類に入る人だろう。それは彼女が織りなす言葉、文章からわかる。色がある。空気感がある。そして「感じる」からこそ、独自のテンポで言葉が紡ぎ出されていく。デビュー25周年おめでとうございます。今後益々のご活躍を期待しております。           

「がんサポート」編集部/白石彩

洞口依子さんへ

デビュー25周年おめでとうございます。

デビューの頃から、普通のアイドルや女優とは異なったユニークな輝きがありました。

最近は子宮頸がんの予防活動でご一緒させていただく機会を得ていますが、洞口さんの病を克服し、人間的に益々磨かれた素晴らしさに魅力を感じます。

自治医科大学付属さいたま医療センター産婦人科教授/今野 良

太陽が昇り洞口依子の活きた笑顔が動き出す

海に浮かび陽射しを浴び笑い遊び美味しいものを求めて歩む

とびっきりの笑顔で彼女は人々に活き活きと喜びや美しい言葉を振りまく

そこにはスクリーンの中で見る女優洞口依子とはまた違った美しさが溢れている

僕の知るとっておきの “ヨーリーねーねー” だ

その彼女が何時訪れるか分からないけどさぁ

ソノ日をソノ瞬間を心待ちに日々を営み続けている

といっても決して言い過ぎではないかもしれないよね

風庵 だん&母

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♪とぼけた顔してオイシ・イイ役ばっかりやってるんじゃないよババン・バン♪

久世さんのドラマセットの中庭で足ぶらぶらさせながら、待ち時間一緒にすわってたよね。キューピーさんがスカートはいてゲタつっかけたみたいだったな。依子ちゃん、デビュー25周年おめでとうございます。

田中裕子

ある人が言っていた。「いい手紙とは、後から読み返したくなる手紙だ」と・・・。洞口依子も、読み返したくなる女優である。セリフ以上に、表情が物語る。映画やテレビドラマの中ではその役になり切っているのだが、エンドロールが流れる時、ふと、彼女のことを思い出してしまう。演技力もさることながら、やはり、その存在感の大きさのせいだろう。彼女の目がいい。どこかで、彼女とすれ違ったら思わず振り返ってしまうような、問わず語りの目をしている。     

作詞家/秋元康

洞口さまの映画祭開催おめでとうございます!

洞口さんは『山のあなた』に出ていただき大変感動させていただきました。

僕らのスタッフも洞口さんとは初体験でドキドキしてたのですがその芝居を

生で見せていただきびっくりしました、うますぎる!これぞ映画のお芝居だ!

という感じで僕はとにかく口をあんぐり開けてるばかり、これといった演出を

した覚えは一切ありません それほど完成度の高い素晴らしいお芝居でした。

共演する人は大変だろうなーといらぬ心配ばかりしてたのを思い出します。

そんな洞口さんがいっぱい詰まった今回の映画祭、芝居好きにはよだれ物ですね!

映画界に更なる革命を期待します!

映画監督/石井克人

 
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